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アイモ、宇宙へ?!

2018年9月26日

2018年8月、『アイモ』の共同開発者である近畿大学・松本長太教授を通じてNASAのSANS(Spaceflight Associated Neuro-ocular Syndrome)プロジェクトチームから引き合いを受け、CREWTはアイモのデモンストレーションをNASA・ジョンソン宇宙センター(JSC)にておこなってきた。

SANSチームは、眼と中枢神経系に対する微小重力状態の影響を研究しており、国際宇宙ステーションでの視神経の構造評価、機能評価のニーズがある。
視神経の機能評価の一つの方法として視野検査があるが、既存の多くの視野計はそのサイズが大きいため宇宙空間での使用に適さない。
そのためNASAはコンパクトで可搬型の視野計を探していたとのこと。

弊社の『アイモ』は世界標準SAP(standard automated perimetry)と同等精度の検査が可能な世界初の可搬型視野計であり、そのニーズに応えられる可能性があることから、今回のデモンストレーションの依頼となった。

SANSチームでは、今後3~4年をかけて様々な視野デバイスの探索、評価をすすめていくとのこと。視野検査として既存の方法である24-2配列での検査の他に盲点の正確な位置の把握のニーズもある。これらの点でCREWTには『アイモ』の潜在的な可能性に期待がかけられている。
CREWTとしては現存するニーズに合ったプログラム開発をおこない期待に応えていきたい。

NASA訪問 アイモ・デモンストレーション
同行いただいた松本教授と
NASA・SANSチームのTyson Brunstetter大佐